12月に入りました!年末年始に向けて、あれこれと忙しくなりますね(;’∀’)
忙しいのは勿論なのですが、やっぱりこれから待ち受けるさまざまなイベントに心躍ったりします(^^♪

さて、そんな中、教室にお問い合わせがありました。Mちゃん6年生さんです。

「ピアノを習った経験がないのですが、どうしても卒業式で歌う合唱曲の伴奏がしたくて、教えていただけないでしょうか」

とのこと。詳しくお話を伺ってみると、5年生の時に聞いたその曲がとても気に入って、自分の卒業式では絶対にピアノ伴奏をやりたい!と思った、とのことでした。
オーディションの日にちを伺うと、なんと10日後…悩みましたが、”こんなに情熱を持って自分からやりたいと言い出すことは初めてなので、結果ダメでもやれるだけやらせたいと思っています”とのお母さんの言葉が私のハートに突き刺さり、「私で良ければ是非お手伝いしましょう!!」となりました。

お家のキーボードで遊び弾きはしているけれど、習ったことがない、ということなので、音符の読み方、リズムの取り方はもとより、基本的な指の使い方、座る姿勢なども伝えなければなりません。どのくらい弾けるようになるか、今回ばかりは本当に見えない中、そしてレッスンの時間もなかなか無い中で、時間を作っては一生懸命レッスンしました。
Mちゃんは、本当に集中して長時間のレッスンを受けてくれました。教わったことをお家でたくさん練習して弾けるようになっても、いざ、次のレッスンで教室のピアノで弾こうとすると全然うまく弾けない…それはキーボードの幅と重さがピアノのそれとはまったく違うからだ!!と気づき、レッスンの後も、ピアノが置いてある公民館を間借りしたりして、本当に毎日毎日よく練習しました。

合唱の伴奏って、主旋律が入っている部分もありますが、主旋律を歌う方達の「伴奏」なので、一緒に主旋律を弾いてもちっとも音楽は動かないのです。主旋律を支えるベースの音や和音、響きやハモリなどで構成されるので、それだけ聞いてもハテナ(・・?となることが多い、そんな伴奏を、ピアノを習ったことがない子が10日で弾こうとするんですよ!!想像してみてください、Mちゃんがどれだけ一生懸命頑張ったのか、手に取るようにわかります( ;∀;)

オーディションの2日前のレッスンでは、なんとペダルを踏むところまで進みました!ですがこのペダリングもただ踏めばいい、というわけではありません。踏み方もそうですが、踏むタイミングがが重要です。一番右のペダルを踏むと、ダンパーという弦の響きを止める部分が弦から離れた状態になり、音が響きます。たくさん響くので、タイミングよく踏めばとても美しくなるのですが、タイミングが悪いと、突然乾いたような音が出現したり、または響きが混ざって不協和音になったりします。簡単なようで難しいこのペダリングも、Mちゃんはよく話を聞き、理解しながらコツを掴んで上手に踏めるようになりました👏

というわけで、ちょっと難しい話も出してしまいましたが、そうこうして、オーディション前日のレッスンでは、オーディションで弾く部分をなんとか通して弾けるまでに成長しました!

「本当によく頑張ったよー!!」

という私に、

「ハイ(´▽`*)」

と、可愛い笑顔を見せてくれたMちゃん。やりたい!!と思う気持ちを応援し、お手伝い出来たことをとても嬉しく思いました。やっぱり”好き”であるということは最強だな!と思います。

――――結果は、惜しくも伴奏者には選ばれませんでしたが、先生にMちゃんの気持ちが伝わったのか、他の曲を任せてもらう事になり、今度はそちらのレッスンに入りました。そちらの練習もしつつ、最初に取り組んだ曲はやはり思い入れが強いようで、オーディション後もたくさん弾き、もう本当にスラスラ弾けるようになったそうです。あと一週間あれば…とお母さん。本当に、お気持ちわかります。ですが、これまで費やした時間と強い気持ちは、これからのMちゃんにとって絶対にプラスになることでしょう。いい卒業式になるよう、今後も精一杯お手伝いします(‘◇’)ゞ

 

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