ミナ・ミュージック・ギャラリー 富谷教室・多賀城教室 講師
青野美奈
私とピアノの最初の出会いは幼稚園の教室のピアノ。
大好きな幼稚園の先生をまねっこしてピアノで遊んでいて、その後習い始めた姉にくっついてなんとなくピアノ教室に行くようになり、気が付けばレッスンを受けていました。
読譜は大したつまずきもなく進められたのですが、難しいパッセージってなかなかきれいに弾けない。
けれど、最初は出来ないのに、先生に言われた通りに練習を重ねるとある日突然、「あ!弾ける!」という瞬間が来る。
このころから、練習を重ねればいつかは絶対出来るようになるんだ!という感覚を学んだのだと思います。
どんなに時間をかけたとしても、「弾ける!」というこの瞬間は、やはり楽しいものでした。
中学で師事した先生は、マイペースで楽しんでいた私に、この子は馬に人参を見せて走らせるように次々といかないと!!と言い、それまでと一転、コンクール漬けの日々になりました。
お偉い先生の特別レッスンを受けると最初の一音でダメ出しの嵐を受け、もう弾けないと何度思ったことか。
楽しく弾くということよりも、こう弾かなければならないのだ、という枠にはめられ、自分らしさのない演奏にどんどん自信を無くしていきました。
ピアノ講師になりたての頃は、そんな自分が嫌だったのにも関わらず、なかなかその枠から脱せず、こう弾かなければならない、この年齢ならここまで弾けなければならない、コンクールに出るならこうでなければならない、などなど、自分も生徒も厳しく律していました。
ある日、一人の女の子をレッスンすることになりました。
その子はとてもマイペース、かつての私を見ているようでした。
やる気はとても感じられましたので、この子のペースで無理なく進めよう、そしたら絶対この子の思う最後まで到達するはず、と感じました。
その結果、毎回やる気満々で、毎回笑顔でレッスンをし、今は学校で音楽を教えています。
もう一人、男の子と関わりました。
その子は本当に自由で、私が指導した以上のことをしてきて、しかも好きな曲を自分で見つけては披露してくれました。
粗削りですが自分の感性を最大限に曲にぶつけていました。
私はそんな彼の弾き方を否定できませんでした。
それに、言ってもなんと半分も聞いてくれなかったのです!
そんな様々な個性あふれる生徒さん達と出会い、私の考え方も変わっていきました。
人間は誰一人として同じ人間はいないのに、ピアノの教え方はみんな同じでいいのか、とも思うようになりました。
読譜が得意な人、苦手な人、想像するのが得意な人、不得意な人、音にたくさんの色合いを感じられる人、理論的に考えるのが得意な人、複数のことを同時進行することが出来る人、出来ない人・・・本当に様々です。
ピアノを習う上で設定されるゴールでさえ、人それぞれなのです。
ですから、ピアノを習うのでしたら最終的にはこうなりたいな、という目標を考え、その夢を是非教えて欲しいと思います。
ドレミがわかるようになりたい?
音感を付けたい?
作曲したい?
頭が良くなりたい?
それとも、素敵なドレスを着てステージで演奏したい?
どんな小さな夢でも、はたまたスケールが大きすぎて目が飛び出そうな夢でも!私はその夢が実現に向かうまで、精一杯サポートします。
私はピアノ講師になってもうそろそろ30年が経とうとしていますが、いまだに現在進行形で勉強中です。
この子にとって良かった方法が、あの子にとっての良い方法、とは限らないからです。
初めての試みを取り入れた場合、間違いが生じることもあります、その時は素直にごめんなさい、間違えた、と言います。
そして、もっとベストな方法を一生懸命考えます。
引き出しをたくさん使って、あきらめないで笑顔でやる!これが私の信条です。
趣味
とにかく犬が大好き!愛犬と訓練試験を受けたり、競技会に出たりして一緒に楽しんでいます。
小学校の頃の夢は、「自分で犬を飼って一緒に散歩する」でした。
今飼っている犬は5頭目で、ゴールデンドゥードルという犬種です。
大好きでいつも癒してくれる愛犬たち、私はたくさんの愛情で助けてもらったので、私も愛犬の気持ちを知って恩返ししたい、という思いからしつけ教室に通ったのですが、ついに競技会でメダルをもらうほどになりました。
なぜか王子は、その日の一番最初の生徒さんが来る時と、生徒さんのお父さんが来る時は吠えます(^^;)それ以外は静かにお利口にしてますのでご安心ください。
愛猫 ポポ(上) まる(下)
生まれた時から犬派だった私ですが、ここ数年で猫も大好きになりました♪
ポポは保護活動をしている方から譲り受けました。人見知りですが甘えん坊、我が家に来た当初は、日々ちょっとずつちょっとずつ心を開いてくれるのが目に見えてわかり、「猫ってなんて可愛いんだ!!」と思わせてくれたコです(*^^*) 毛並みがきれいで、病院の先生の見立てでは、「アメリカンショートヘアが入ってるね!」とのこと。普段は大人な立ち居振る舞いで美しいですが、甘えモードに入ると膝の上にのってきます♡
まるは友人の務める店舗の前に段ボールに入れて置かれてあるのをレスキューしました。ちびちびの赤ちゃんの頃からやんちゃで、それば今も変わりないですが、基本的に何も考えてなさそうなボケボケの所が愛らしい、まる。猫好きな大きい生徒さんに大人気で、可愛がってもらうとすぐにゴロゴロゴロゴロ喉を鳴らしてお腹を見せます。・・・君は本当に猫なのかい?!
寒い日、お腹が空いた時、などは特にみんなで協力し合って生活するわんにゃん達。当初は仲良く出来るか不安でしたが、異文化交流ってこうするのよ、と人間の方が教えてもらっているようです。
犬猫たちに囲まれて就寝する幸せ度は計り知れず・・・実際はちょっと寝にくいですけどね(;’∀’)