この春からピアノを習い始めた未就学児の生徒さんも多いかと思いますが、おうちではどのようにピアノとむきあっているでしょうか?
今日は、幼児期のピアノレッスンで私が気を付けていること、そして、おうちでのおすすめの取り組み方をお話ししたいと思います(^^♪
当ピアノ教室(富谷市・多賀城市)の”ちいさいさんたち”(私は、未就学児さんたちを愛情を込めてこう呼んでいます)のレッスンでは、リトミックを取り入れ、
・リズムに合わせて身体を動かしたり、
・太鼓をたたいたり、
・歌ったり、
・カードで音あてクイズをしたり、
・右手、左手上げて下げてゲームをしたり・・・
楽しく音楽体験ができるよう、ピアノの前に座るだけのレッスンはしておりません。
読譜に関しても、突然多くの音を詰め込むのではなく、真ん中のドから始まり、レ、ミ、と段階的に進みます。とにかく
「ちょっと頑張ってすぐにできる!」
を目標に、自然に自分の力で進むことを常に頭に入れながらレッスンしています(*´ω`*)
ありがたいことに、ちいさいさんたちはいつも楽しそうにレッスンを受けてくれるので、こちらも「次の一手」を楽しく考えさせてもらっています。
そして、ちいさいさんたちには、明確な宿題をあまりキツキツに渡しておりません。
・丸シールを音符に見立てて線の上や下などに張ってもらう、とか
・音符に色ぬりしてもらう、とか
遊びの感覚でやれることを、様子をみながら徐々に出していきます。
それはなぜか。
練習=苦痛
となることを避けるためです。
遊びのような楽しい音楽体験を通して、「もっと上手になりたい!!」と自分から思ってもらえたら、その時こそが伸びる時期です。
さて、こんな風にレッスンではみんな楽しく過ごしますが、おうちではどうしたらいいでしょう。
「せっかく習った音符やリズムを忘れないように、ちゃんとやらせないと!」
とおうちの方が思うのは当然です。でも・・・、
ちいさいさんたちは遊ぶのがお仕事のようなものですから、ピアノに座って何回も弾かせたり、間違えたからと何度も弾き直させたり、という作業は、きっと苦痛でしかないでしょう(;^ω^) それに、間違えるのはいけないこと、という誤認識を生みがちです。
でもやっぱり習っているからにはピアノを弾いてほしい!!
そんな時、
「ピアノを練習しよう!」→「ピアノで遊ぼう!」
に言い方をかえてみてはどうでしょう?
どんな事をレッスンでやったのか、”教えてもらい”、聴かせてもらったら「いい音だったね!」と”ほめて拍手”(*’▽’)
間違っているところを直すのは、講師である私の仕事なので、おうちの人まで大変な思いをして先生の役をやらなくていいんです。
そして、それらの作業は短時間で全然大丈夫です👍
「今日のミニミニコンサートはおやつの時間に開催で~す♪」
なんて言ったら、早く披露したくてうずうずしてくれるかもしれません。
習慣づけ、という観点からすれば、いつも同じタイミングで弾いてもらうといいと思います。ピアノを弾くのは〇〇の時、〇〇の後、など、そしてそんな時も、一回弾いたら拍手して終わり、とか、「今日は何曲聴かせてくれる?」と聞き、自分で決めてもらって聴かせてもらう。すーっごく上手だった時は特別シールやスタンプをプレゼントしてあげたら、より達成感を味わえるかと思います。
いかがでしょうか。言い方ひとつで、とらえ方は全く変わってきますので、ぜひ、おうちでも試してみてください。
ピュアで感性豊かなちいさいさんの時期だからこそできるレッスンを通して、ピアノをいっぱい好きになってもらって、おうちでもたくさん楽しんでもらえたらなと思います♪