我が家には今、ゴールデンドゥードルという大きくてモワモワな「王子」という犬がいます。
この子とより仲良しになるために、定期的にしつけ教室に通い、犬と気持ちを通じるすべを教わっています。
最初はそんな気なかったのですが、どんどんはまり、たくさん練習したので王子もよく言葉を理解するようになりレベルアップしていき、ついに競技会に出るようになりました。メダルももらいました。と同時に、なんとなく自分の限界も感じ始めていたのですが…。

そして先日、また教室に行きました。すると、先生は今までとは全く違った新しいことを用意して下さっていました!
しつけの基本は、落ち着いて私の左側を歩くことなのですが、今度は右側について座らせたり、ラウンドと言って私の周りを時計回りに回る動作を、反対周りに回らせたり、とにかく今までとは違う事、8種類も一度に教わりました(@_@)
新しいことを学ぶのって、王子にとって刺激的らしく、ちゃんとできた時にうんと褒めてもらえるので本当に嬉しそうに活動するのです。私も、いつもやってきたことと反対の動きなんて無理じゃない?と思いながらも、指示の仕方のコツを掴んであれこれ出来るようになると嬉しい!!王子が嬉しいと私も嬉しいし、私が嬉しいと王子も嬉しいのです♪まだまだ学ぶことはたくさんあって、限界なんて考える隙間なんてありませんでした。

とはいえ、8種類も一度に教わり、覚えるのに必死で頭が混乱していたのですが、先生が帰り際、

「一つずつゆっくりね、一度に全部やろうとしないこと!1つの動作につき最低3回は続けて、出来たら次、だよ」

と声をかけてくださいました。

「はぁ~い!!」

と返事をしながら、ん?これってまさにピアノの練習と一緒じゃないか!!と思いました。
すごく端的に先生は言ってくださいましたが、そうです、『二兎を追う者は一兎をも得ず』は、どの世界にも通用するのだ、と、とても納得しながら帰りました。

ピアノの練習も、弾けない曲をクリアしようとする時、何がどう弾けないのか、まずはそのピンポイントをクリアすることが大切なんですよね。
小さい生徒さんは特に部分練習がうまく切り取れず、ついつい最初から最後まで弾いて”ハイおわり”となりがちですが、何がこの部分で大事なのかをはっきりさせてあげて、その部分をどう練習するといいのかを伝える、ことって大事なんだと、改めて感じたしつけ教室でした。

また、よりよいレッスンのヒントを拾った私です(^^♪