5月もあっという間に暮れになり、梅雨の話がちらほら出てくるようになりました。

宮城県ではコロナ感染者数があまり落ち着かないままです。近隣の小学校は運動会の季節…なかなか元の運動会には戻りづらそうですが、そんな中でもいろいろと工夫して、何とか開催の方向に進んでいるようです。

ですが、春に卒園&入学を迎えたA君は、ちょうど卒園の時期に保育園でコロナが流行り、濃厚接触者になって卒園式に出られませんでした。
この晴れやかな記念の日に濃厚接触者というくくりで出席できないなんて、お家の方はどれだけがっかりしたことでしょう。
A君やご家族の方達の気持ちを考えると、とてもいたたまれなくなりました。
お母さんには、
「A君がみんなのヒーローになって、A君のおかげで他のみんなが卒園式を迎えられたんだ!と、どうにか笑顔になれる意味を見つけたいですね」
とお伝えしましたが、もしも自分の子どもがそうだったとしたら、そんな風に気持ちを収めるには、まずもって時間が必要です…(´;ω;`)

その後、A君はPCR検査で陰性でしたので、もちろんレッスンには来てもらいました。
その時になにか、A君が笑顔になれることをしたいなぁ、とずーーーっと考えていたのですが、卒園式に出たかったA君にはやはりこれしかない!!と、
余計なこととは知りつつ、卒園おめでとうの賞状授与式をすることにしました。

手作りですが賞状を作り、園長先生や校長先生が卒業証書を渡す時みたいに、声高々に読み上げ、腕をしゃんと伸ばして渡しました(*‘ω‘ *)
A君も、腕をしっかり伸ばして受け取ってくれました♪そして、ニコニコで写真を撮りました。
その後、お母さんから「ありがとうございます(´;ω;`)嬉しいです♡」とのお言葉を頂きました。いえいえ、目的はA君とご家族の笑顔だったので、ありがとうなんて言って頂けて、しかもピアノとはあまり関係ないことをしまして…恐縮です(;^ω^)

そんなこんながありながら、その後無事入学式を迎えたA君を含め、当教室の一年生組は、今度は小学校でコロナ感染者が出たため、早速学年閉鎖を経験して、GWでお休みして、と、なかなか通常通りに小学1年生を満喫できていなさそうでしたが、今週はなんとか無事に運動会を迎えられそう、とのこと。

学年閉鎖中も、お家での練習の成果を動画で撮って送ってくれたご家庭もあり、お家で過ごさなければならない時間も、ピアノを上手に活用してもらえたら、何よりです。

折角、こうして出会えた貴重なつながりを大切に、ピアノを通してみんなが笑顔でいられたら何よりの幸せだな、と思います(*^▽^*)