出会いは今から2年前の冬、もうすぐ年中さんになろうかという4歳の時に体験レッスンに来てくれたA君。
当初4歳さんとは思えないくらいの、想像以上の集中力に驚いたものです。
レッスンに通い始めの頃の印象は、優しくてちょっぴり泣き虫で、塗り絵が上手、笑顔のとーっても可愛い明るい男の子♪
最初の頃は、ピアノを弾く以外にも、リズムを取ったり、書く作業をしたり、30分間めいっぱいいろんなことをしました。
大抵は、なんでも笑顔で楽しく取り組めましたが、時には4歳さんらしく落ち着かない時も。
そんな時は大好きなアニソンを弾いてあげて、テンションUp!してもらったりしました。
そのほかにも、ポイントカードにシールをたくさん貼ったり、一週間の練習スケジュールを見える化!したり、
うまく弾けた時は動画撮影してお家の方に送ったり。
教本が進んできて、「むずかしくてひけないよ~」と思ってしまった時には、なるべくレッスン内でその気持ちを受け入れつつ、一緒に弾いてみて不得意感を無くすようにしていました。時には、練習やだ~となるときもあったようですが、その時々で対処し、モチベーションを上げる声掛けの工夫をしてきました。
―――で、現在のA君。
毎日練習が習慣化した小学1年生の今、曲もどんどん難しいレベルになっています。
今では、右手も左手も5本指を使って、楽譜を読みながら弾けています。
ある日、お母さんが
「先生、次の課題の曲の動画を送ってもらえますか?」
とお話してくれました。だんだん難しくなってきて、知らない曲だと練習しづらい、というお話でした。
確かにそうかも、、、ということで、レッスンの最後に、次の課題をA君がカメラマンになって動画撮影してもらっています。
A君の教本には、ショパンやベートーヴェン、モーツァルトなど有名な作曲家の曲が簡単にアレンジされている曲が入っているので、
「A君!次はショパンだよ!これ弾けたらかっこいいな~♪ 動画撮って!!」
などと言いながらお願いすると、
「ショパンってすごいの?むずかしい?ボクこんなのひけちゃうの~♪」
と、とっても嬉しそうなお顔で動画を撮ってくれます。
ある頃からA君は、レッスンに来るといつも、
「さいしょにピアノがひきたい!びっくりするくらいじょうずになったんだよ!!だっていっぱいれんしゅうしたもん」
と、言ってくれるようになりました。
さいしょに、というのは、ピアノの前のリズムや音取りなど、リトミック系の取り組みについて、A君はそこをすっとばして、とにかくピアノが弾きたい!というのです(* ´艸`)クスクス
なので、
「えぇ~それは早く聴きたい!!弾いて弾いて(^▽^)」
と言って、早速ピアノに向ってもらいます。
本当に30分間みっちりピアノに集中することが多く、最初の頃に比べて、とても自身のついたお兄ちゃんの顔になったなと思います。
うまく行かない時には、時々「ねむくなっちゃった~」と言うこともありますが、そこはまだ1年生さんなので、当たり前にあることです。正直でいいな、と思います。
この2年間でたくさん成長したA君。これからもA君の良さが沢山引き出せるようなレッスンにしていきたいと思っています(*´▽`*)
ちなみに。これまで行ってきたA君とのレッスンは、A君オリジナルです。A君と私とお母さんで築き上げてきたレッスンです。
このパターンではどうだろう、この方法では?と、生徒さんの個性を見ながらレッスンを進めるので、みんなそれぞれ、目指す目標は同じでも、通る道のりが違います。これが出来るのが、個人レッスンの良さだと思っています。
自分に出来ることしかレッスンできませんが、なるべくたくさんの方法が取れるように、柔軟でいたいと思っています。
私に関わる生徒の皆さんの、音楽に対する笑顔の花がたーっくさん咲きますように♪
笑顔で楽しくレッスンしてます(^^)/ご興味のある方、無料体験レッスンにてお待ちしております♪