芸術の秋!幼稚園も小・中学校も、お遊戯会や学習発表会など、ドキドキワクワクする機会が沢山ありますね。
近隣の中学校では合唱コンクールがあり、私の生徒も立派に指揮や伴奏の大役を務めました。
10月末~11月は、小学生チームの学習発表会があります。音楽発表のある学年の当教室の生徒さん達は、こぞって伴奏ピアニストに名乗りをあげ、レッスンでは一生懸命練習してきた曲の仕上げに余念がありません。一年生さんのかわいらしいピアノパート担当から、一人で立派に弾きこなす6年生まで、歌詞やアーティキュレーションを考えながらの伴奏レッスンは私もおのずと力が入ります。ソロの演奏とは違って、大勢の演奏をまとめる役割でもあるわけですから、たくさん緊張するでしょうに、臆せずチャレンジする姿は本当にカッコいいです!
チャレンジと言えば…。先日、ある生徒さんが「キッズチャレンジ大会」なるものに参加しました。Sちゃん年長さんです。Sちゃんの通う保育園で、いくつかの分野に分けて、得意なもの、頑張っているものをお披露目しよう、という会があるそうです。県内に数か所ある系列保育園の小さな精鋭たち!が集まり、予選、本選とあって(すごーい!本格的!!)、いつもピアノを頑張っているSちゃんは、ピアノ部門で参加することに決めました。
Sちゃんは、今年2023年3月の発表会の時、6年生のお姉さんが演奏した『美女と野獣』を聴いて、
「わたしもひけるようになりたい!!」
と意欲満々になってくれました。そんな前向きな気持ちを大切にしたいと思ったので、Sちゃんでも弾けるようにアレンジした『美女と野獣』を、Sちゃんとゆっくりゆっくりレッスンしていたのですが、この曲をチャレンジ大会の自由曲で弾きたいとなり、
「それなら、ここのフレーズをこんなふうにつなげて、指を広げてなめらか~に弾くと、おねえさんぽくて素敵だよ(^▽^)」
と言うと、
「うん、そうする!」
と、ちいさいおててを広げたりくぐらせたりして、メロディをなめらかに弾く練習を一生懸命取り組みました。
予選を見事突破し、いよいよ本選を目前に控えた最終レッスンでは一生懸命になり過ぎて、レッスンの後は
「ふえぇぇぇ~~~~~」
と疲れて私にもたれかかるような場面もありましたが(それも可愛いSちゃん♡)、それでもめげずに頑張る気持ちは120%です!素晴らしい!!
そして。
お母さんから、大勢の聴衆を前にSちゃんが立派に弾きこなす動画と、賞状を持った笑顔のSちゃんの写真がLINEで送られてきました。そうです、Sちゃん、なんと
最優秀賞受賞!!おめでとう!!
頑張ったことは全部自分に返ってくるんだ、ということを感じたことでしょう(^▽^)ますます成長していく姿を感じられて、私も本当に幸せです。
これから学習発表会でピアノ伴奏参加する生徒さん達も、みんな笑顔でその時を終えられるよう、精一杯お手伝いします(‘◇’)ゞ