発表会が終わってホッとしたのもつかの間、当ピアノ教室(富谷市・多賀城市)周辺の中学校では、秋の合唱コンクールに向けた準備がスタートしています!
レッスンに来ている中学生さん達は、夏休み明けの伴奏者選出オーディションに参加すべく、夏休みから練習が始まっていました。
中学生ともなると、夏休み中の部活に加えて夏期講習に通う子も多く、忙しさは普段と全く変わらないようですが、そんな中でも伴奏曲の練習に意欲的に取り組む姿は、本当に頼もしいです。
小学1年生から当ピアノ教室に通ってくれているMちゃんは、もう中学3年生。小さい頃から頑張り屋さんでしっかりしていて、一本芯が通った物事の捉え方は、感心することもしばしば。
今年の発表会では、ベートーヴェンの月光ソナタ終楽章に取り組むほどに成長したMちゃんですが、クラスで選んだ合唱曲の伴奏はなかなか難易度が高く(コード進行の仕方や不協和音などが弾きづらい汗)、練習に悪戦苦闘しながら、必死で9ページに及ぶ伴奏曲に取り組みました。
「こんなの弾けなーい(;’∀’)」
と言いながらも、レッスンでは難しい部分を抜き出しては練習し、練習して練習して…、時には涙を流しながらも、オーディションの直前まであきらめることなく、ついに最後まで弾けるようになりました。
オーディションでは力を発揮できず、残念な結果になりましたが(本人も、緊張してわからなくなっちゃった!と、以外と冷静に受け止めていました)、伴奏ではなく指揮を任されることになりました。
合唱は伴奏も大事ですが、指揮は本当に大切なポジションです。是非とも、ここまで培った音楽的感性を指揮に活かして欲しい!と、今、レッスンでは一緒に指揮の練習をしています。
合唱は、参加するみんなが一体となった時に生まれる感動が、醍醐味だと思います。なので、指揮者はまず
①歌全体の動きをわかっていないといけません
そしてさらに、
②その曲に含まれる意図や、歌詞の解釈をする
ことにより、どのように盛り上がるのかわかり、みんなの表現をリードしてあげられるようになります。
要するにみんなのまとめ役ですから、みんなを引っ張っていける力が必要ですね (^^)b
勿論、
③無意味に揺れない拍どり、歌いやすさへの工夫
も大切ですが、私なりにもう一つ大事だと思う事があります。それは
④どんな風に歌ったらいいかを、自分なりの表現方法で歌い手に伝える努力→しっかりと伝わること
だと思います。
Mちゃんはすでに伴奏の練習で曲をある程度理解しているので、プラスして歌詞を読みこんでもらい、その上で、この部分はこう歌ってほしいからこんな指揮をする!という自発的なところまで行けるよう、レッスンしていくつもりです。
・・・ハイ、私はピアノの先生ですが(;^ω^)、大学で一応は指揮法勉強しましたし(;^ω^)、私の生徒のためなら何でもやる!という気持ちでおります…出来ることは、ですが(;^_^A
中学生生活最後の合唱コンクール、Mちゃんの笑顔のために、そしてMちゃんのクラスみんなのために、目指せ指揮者賞!!