12月に入り、子供たちはクリスマスの話題でもちきりの、にぎやかな教室🎄
小さい生徒さんはもちろん、大きい生徒さんもワクワクしている模様です(*^▽^*)
こんなに楽しみにしている方々に、教室でも楽しめるクリスマスのイベント、な にか出来ないかなぁと考えています。
さて今日は、ご兄妹で通いに来てくれているAちゃんとH君のレッスンでの出来事。
普段は教本を頑張っていますが、いつも頑張っているから、冬休みはまた、A ちゃん(小学3年生)の好きなジブリの曲を弾こうか!(以前も、ホール練習会 の後、ジブリを弾きました♪)と話していました。
そうすると、Aちゃん、
A:「ねぇ先生、あのね~・・・・ショパンのね、この・・・・(と、ピアノをポ ロンポロンと弾きだす) なんだっけ、こんな曲、こんな感じで、こうで・・・(と、一生懸命鍵盤を探す 模様)」
私:「ん?(と、これまた一生懸命聴く私)う~ん、なんだろうね、もうちょっ と弾いてみて!」
A:「あのね、下の方から始まって、ら~らららら~♪(と、歌いながら引き続き 鍵盤を探すAちゃん)」
私:「下の方から?え~と、これ?」
と、ショパンのバラードという曲の冒頭を弾いてみました。
A:「う~ん、それじゃなくて、ちゃ~~ららららら♪って(;’∀’)」
と、ここまできて、ピン!ときました!!
私:「あ!これじゃない?!」
と、幻想即興曲という有名なショパンの曲の冒頭を弾きました。
A:「そう!!それ!!!それ先生弾けるの?!」
ハイハイ、弾かせて頂きます!(^^)!
そうこうしていると、H君(小学5年生)が遅れてレッスンに登場。
AちゃんがH君に、
「お兄ちゃん!みな先生があの曲弾けるんだよ~!!」
と、おめめキラキラで話し、(なんてかわいいの♡)
「え~オレも聴きたい!!」
となり、幻想即興曲を弾き、そうしたらその後もたくさんリスエストが続 き・・・(;^ω^)
楽譜の棚からフランツ・リスト(「愛の夢」などを作曲した、ショパンと同時代 の作曲家です)の本まで引っ張り出してきて、なんとラ・カンパネラという曲ま で行ってしまいました。
いつも、お家の電子ピアノに内蔵されている曲を兄妹であれこれ聴いていて、
お兄ちゃんは特にお耳がいいので、聴いたメロディを弾いたりして遊んでいるそ うです。
少しレッスンから脱線してしまいましたが、先に帰ったAちゃんがお母さんにそ のことを話したようで、H君のお迎えの時に、
「みな先生、私のちゃら~♪で、すぐ弾けちゃったんだ よ!!って、とっても喜んでました(^^)」
とお話し下さり、僭越ながら私から少し早いクリスマスプレゼントが出来たか な?と嬉しい気持ちにさせて頂きました。
私にとっては、どんな形でも生徒さん達がそれぞれのスタイルで音楽と向き合 い、楽しんでいる姿をみるのが最高に幸せなことです。
そして、この幻想即興曲を聴いて、「私も弾けるようになる?」と言ってくれた Aちゃんを、しっかり導いてあげたいな、と思いました。