今日は習い始めて2年と半年が経ったH君小学2年生のお話。
(H君の6歳さんの時の様子のブログはこちら→「先生ペン貸して!」楽譜にたくさん書き込んで自分らしく楽しむ様子がかわいい6歳男の子H君)
習い始めた5歳当初は本当に元気いっぱいで(それは今も変わらずですが( ´艸`))、じっとしている時間なんてもったいない!という雰囲気が全身で伝わってくるような男の子でした(≧◇≦)
ですが一方でとても繊細で感受性豊かな部分もあり、そんなところを大切にしながら、元気で楽しいレッスンを心がけている生徒さんです。
H君は2020年11月に年中さんで入会、当時コロナ禍で大勢での発表会開催が出来ませんでした。年長さんになった2021年の夏、ホールを借りて家族のみに向けて一人ずつ発表の場を設けた時には、本当に良く練習に取り組んでくれて、伸びを感じた時でした。やっぱり発表会って大切なんだ、と再認識させてもらいました。
小学1年生になってレッスン曜日が変わった時、H君の同級生のA君がH君のレッスン時間の次の枠になりました。A君はH君よりも早く習い始めた生徒さんで、お家での練習もいつも頑張っているコです。H君のレッスン後、A君が上手に弾いているのを帰り際に聴いて、ピアノ魂が開花された模様!それまではリズム練習や音感クイズなど、色とりどりに内容を組んでいたレッスンですが、それらをすっ飛ばしてまず「ピアノひく!!」と言うようになりました。弾き始めると、何曲も弾いてくれるようになり、読譜力もしっかりついていきました。
そんな様子に、先日(2023年3月26日)行った発表会の選曲は、「もっと難しい曲でも頑張れる!」と、普段よりも難しい曲に挑戦してもらう事にしました。本人は「え~むずかしい!!」と言いましたが、おばあちゃんの後押しもあり、”やればできる!”の精神で、一生懸命レッスンしました。
発表会の練習が続くある日、それまで送迎をしていたおばあちゃんが体調を崩されて、発表会まではどうにか通うけれど、その後は体調が戻るまでしばらくお休みする、という事になりました。伸びを感じていたのでとても残念でしたが、こればかりは仕方ありません。それならば、なおさら素敵に弾けるように頑張ろう!ということで、練習に熱が入ったのでした。
そうして迎えた発表会、
おばあちゃんのところまで届くように精一杯弾こうね !(^^)!
と約束した通り、とても立派に演奏しました。
そんな発表会の様子をおばあちゃんにお伝えしていた時、H君のお家では家族会議をしていたようです。H君はピアノをやめたくない、でもご両親がお仕事をしているので教室まで行く手段をどうするか、、、などというお話でした。
結果、自転車で行くことにお許しが出たようで、H君はまた元気にレッスンに来てくれることになりました!!
レッスンに来ると、練習した曲をたくさんたくさん弾いて、一回は発表会で弾いた曲も弾いてくれます。
「一人で自転車で来て、たくさん弾いて元気に帰って行って・・・ずいぶんとしっかりさんになったなぁと感じています°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°」
とお母さんにお話すると、
「本当ですね(^▽^) みな先生には5歳の時からみてもらって、本当に感謝しています。落ち着きのなさはまだまだ健在ですが今後ともよろしくお願いします!」
とお返事がきました。
ピアノを通して、生徒さん一人ひとりとこうして関わることが出来て、本当にありがたいことだなと思います。これからもH君のピアノ魂が燃え続けるよう、精一杯レッスンしていきます!!