突然ですが、ご自身は、またはご自身のお子さんは、人見知りさんですか？そうではないですか？
何か我が子に習い事をさせたいけど、うちの子は人見知りだから…と躊躇されている方に、当教室での出来事をお話しようと思います。
ちょっぴり照れ屋さんだけど元気いっぱいなYちゃん年長さんのお話です。
Ｙちゃんは、体験レッスンの時は緊張してかあまり声を出せなかったのですが、レッスンが始まるとちょっとずつ私に心を開いてくれました(*´▽｀*)
レッスン、楽しんでくれているかなぁと思っていたところ、お手紙と折り紙をくれてとっても嬉しかった、というお話を、以前もブログでさせて頂きました。
その時のブログはこちら→人見知りさんがお手紙で気持ちを伝えてくれました。涙が出るほど嬉しい！！～Yちゃん5歳年長さん2回目のレッスン～
入会から約7ヶ月、最近のＹちゃんは、元気な大きな声で
「こんにちはっ！！」
とご挨拶しながらやってきます♪そしていつもお友達を連れてきて（ちいかわちゃんだったり、くまちゃんだったり）そのお友達はいつもＹちゃんのレッスンを温かく見守っています。その光景がとってもかわいらしくて、いつもほっこりと温かい気持ちになります♡
先月のクリスマス会は、恥ずかしいから出ないって言うかなぁ～とちょっと思ったのですが、全くそんなことはなく、何を弾くか自分で考えて、
「これをひきたい！」
と楽譜を持って来てくれました。そうして「となりのトトロ」の『さんぽ』をあっという間に弾けるようになって、クリスマスの素敵な衣装でみんなの前でしっかり演奏する姿をみて、心から良かったと思っていました。
そんなＹちゃん、年明け最初のレッスンで、
「らいしゅうのれっすんのひ、わたしのたんじょうびなの！！」
と言うではないですか！おぉ～それはなんというグッドタイミング！！
「そうなんだ！ちょうど来週のレッスンの日が誕生日なのね～♪」
と言うと、
「だからおてがみかいてくるね！」
と言ってくれました。…あれ？”おてがみちょうだい”じゃなく、”おてがみかいてくる”なのね？(≧◇≦)と、私も、そしてそばで聞いていたお母さんもきっとそう思いました。
「Yちゃんがお手紙書いてくれるの？」
と確認して聞くと、キラキラの笑顔で
「うんっ！」
と答えてくれたので、そのような考えに至ったYちゃんのいろんな思いを想像し、なんと有り難く光栄なことだと感じながら、
「じゃあ、みな先生もYちゃんにお手紙書くね♡」
と、約束しました。
そして誕生日当日。誕生日なので、よく頑張った時に貼るようにとスペシャルシールを用意して待っていました。そしてその日の練習曲には、”Yちゃんお誕生日おめでとう”の気持ちをいっぱい込めた歌詞をつけて、一緒に歌いながら演奏したり、Yちゃんが「ハッピーバースデー」の曲を独奏してくれたりしました。
レッスンの最後に
「Yちゃん、おたんじょうびおめでとう！たのしくすごしてね♡」
と、お手紙を渡すと、Yちゃんからも、約束通り、折り紙で作った飾りが添えられたお手紙を頂きました。なんとそのお手紙は、B5判ほどの便せんいーっぱいにたくさん気持ちが綴られており、こんなに長い文章を書けるＹちゃんに驚くと同時に、感動で胸が熱くなりました。今までも何度かお手紙をもらいましたが、特別な日のお手紙は、特別に気持ちがいっぱいいっぱい詰まっていました。
大人だって、こんな長い文章はそうそう書けないよな、と思います。Ｙちゃんの自己表現力がぐんぐん上がっていることを実感しました。これはもちろんお家での過ごし方や親御さんのお声がけの賜物と思いますが、ピアノのレッスンもなにかしらの好影響があると少なからず思っています。
自分の演奏（自己表現）が肯定され
↓
アドバイスを受け入れる余裕が生まれ
↓
よりよくなり
↓
褒められ
↓
自信がつき
↓
また前に進む
この成長のサイクルがYちゃんに心地よく回っていると感じます。そしてそのパワーが、Yちゃんにはこの文字での表現に繋がったのではないかなと思います。
子ども達のレッスンをしていると、”初めは人見知りさん”は以外に多いです。自分からは恥ずかしくて、遠慮して、なかなか表現できなかった子も、レッスンを重ねていく度にどんどん気持ちを伝えてくれるようになります。ピアノ演奏の技術習得はもちろんですが、自分に自信を持ってコミュニケーションが取れる力が付く、そんな魅力も1対1のピアノレッスンにはあると思います(^▽^) 人見知りさんだからこそ感じる繊細な心は、もしかしたらピアノ演奏によい影響を与えるかも、とも思うのです。
ということで、何かピピッと感じた方、是非お話聞かせてください(*^^*)
