突然ですが、ピアノを弾くときにまず大切なことって、なんだと思いますか?

音符を読める、はもちろん大事、リズム感も音感も、感性も、もちろん大切です。
でもその前に大切なこと。それは、

弾く姿勢

です!!

小さいさんは特に、ピアノというそれはそれは大きな楽器を相手にするわけですから、

きちんと向き合って座ること=集中する

ことができると思います。

でも、じゃどうやって座ればいいの?ちゃんと座ってるけど、これじゃだめなの?

という声が聞こえてきそうです。
当教室では、そんな小さいさん達に、正しい姿勢を楽しく覚えられるゲームをしています。

まず座る場所。もちろんですがピアノの中央に座ります。
そして、腕を前に向けて伸ばしてみてください。こぶしが優しくピアノの全面に触れる場所。そこがお尻の位置です。
腕が届かない場合はもうちょっと前に、逆に近すぎて腕が曲がるようであればちょっと後ろに、お尻の位置をもちょもちょと動かして調整します。
ここまで来ると、だいたいみんなの姿勢は自然とまっすぐになります。
お尻の位置が決まったら、腕をふんわりとまげて、手を鍵盤にそっと置いてみてください。

ほ~ら!これが100点満点のポーズです👏

小さいさん達は、この後、頭の上にちいさなぬいぐるみを乗せて10数えるまで動かないゲームをします。
「100点満点ポーズゲームぅぅぅぅ~!!」というと、小さいさん達は、それはもう笑顔いっぱいで張り切ります(≧▽≦)

「20までできるよ!」

とか、

「こんどはこのくまちゃんでやれる!!」

とか。(くまちゃんはちょっと大きめなので、乗せたままフリーズするのは難易度高!)

こんな風に楽しく姿勢を学びますが、体幹がまだ弱い子供たち、背中を立てたまま座っているのは疲れる様子の生徒さんも。
そんな時は、肩を上げ下げして身体の力をほぐしたりしますが、崩れそうになった時はいったんピアノから離れるのも一つの手です。少しずつ筋力が育てばいいな、と思います。

姿勢を正してまっすぐピアノに向き合えば、

♪集中して自分の音も聞けますし、

♪楽譜だって断然見やすくなります。

♪体幹で背中を立てているので、手腕を自由に動かせるようになります。

♪慣れてくれば、長時間の演奏も疲れないような身体になるのです。

いいことたくさん♬ですよね。

次回は、そんな素敵な姿勢をGetしてぐんぐん伸びているA君3年生のお話をしようと思います!